ゾンビとは?
元々ゾンビとはブゥードゥー教の呪術の一つで、奴隷として労働させるために蘇らせた死者の名称である。
(実際には不可能であるだろうが・・) 映画の中においても、古くからキャラクターとして度々登場していたが
単なる緩慢な動きの死体という雑魚キャラ的な位置づけであった。しかし、この雑魚キャラを主役にした映画が
現れた。それが1968年ジョージ・A・ロメロ監督作品の「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」である。この映画の中
のゾンビは‘人食い‘という要素を加えて登場しており、更にゾンビによって食い殺された人は新たなゾンビとして蘇り
際限なく増えていくクリーチャーとして描かれている。その後、続編である「ドーン・オブ・ザ・デッド」日本公開名「ゾンビ」
により、この‘ロメロゾンビ‘設定が定着することとなる。‘ロメロゾンビ‘の特徴は[人食い][噛まれると感染する]
[脳を破壊されないと活動停止しない(既に死んでいるのであえてこの表現にしました)]である。まずは[人食い]これは生きた
人間が食料にしか見えないのでゾンビに見つかると無条件で襲いかかられる。次に[噛まれると感染する]これはゾンビに
噛まれると、たとえ最初は大した事のないケガでも傷口から感染がジワジワと広がってゆき最後にはゾンビになって
しまう。そして[脳を破壊されないと活動停止しない]は頭以外の他の部分に攻撃をしても全くひるまずに向かってくる。
この絶妙な設定により、緩慢な動きのゾンビが恐怖の存在足り得るのである。さらに最近のゾンビは突っ走って襲いかかってくる
タイプも増えており、恐怖度もグンと上がっているのである。
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